「ナラブログ」〜奈良英幸のブログ@はてな〜

都内のIT企業で働く奈良英幸のブログです。徒然をつづります。

打ち合わせ直後が狙われている件

双方にやや緊張から解放される打ち合わせ後の雑談やエレベーターの待ち時間は、本音が出やすいと言われています。

 

打ち合わせには出てこなかったキラークエスチョンが、フランクな会話から飛び出してくることも。議事録に残らない数字の話には気をつける必要があります。

 

逆にこちらからミーティング後に聞く質問を用意しておくのも良いかもしれません。

サービスグロースの基本

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大げさなタイトルですが、WEBやアプリサービスを成長させる基本は数値分析です。

そんなの分かってると言われそうですが、意外と各ディレクター、プロデューサーはこの本質が分かっていない場合が多いです。

 

▼数値分析によるグロース方法の基本

①サービスに関わる全ての数値を日時、毎秒で集計できる環境を作ります。できない場合は上長を説得して予算をとりましょう。全ての数値というのはマニュアルにある有名なKPI以外に案件によって異なるオリジナルの情報です。

 

②必ず企画者、管理者が毎日①を確認する。集計を本人が行うとさらに良いです。問題、効果測定を上流の担当者がスピーディーに把握することができます。大きな企業ですと分析班が別にチームを設けている場合がありますがどちらが効果があるかと言えば圧倒的に前者です。

読む、報告を受けると、自分で状況を理解するとでは雲泥の差があります。

 

③①をもとにサービスの目的に対して、問題は何かの仮説をたてる

 

④③の仮説に対する施策を複数設け、優先順位を付け順番に実施する

 

⑤④の施策を実施した次の日から①②にて、効果測定を毎日行う。WEB上のサービスでは、1週間、1ヶ月という期間は長すぎるので変動の推移が分かる3日以内には施策が良かったか悪かったかを判断。施策のチューニングを行うか、別の施策に移るか検討します。この時小さな数値のポジティブな動きを見逃さない事がポイントです。

 

この①〜⑤を繰り返せば3ヶ月以内には結果は現れます。穴がたくさん空いた袋に水を入れてる場面を想像してください。問題の穴を塞ぐ度に、穴からでる水が止まって最後は水=ユーザー、消費 が溜まっていきます。

 

経験則になりますが、どのサービス、どの職業にも応用できると思いますし、実際案件が変わってもグロースのこの基本動作で結果を出せているので確度は高いと思います。