「ナラブログ」〜奈良英幸のブログ@はてな〜

都内のIT企業で働く奈良英幸のブログです。徒然をつづります。

仕事で大切にしてる「鏡の法則」

今日は、僕が仕事や人間関係で大切にしてる「鏡の法則」について書こうと思います。
心理学や自己啓発系の本で、その仕組み自体は認知していましたが重要性や生活の中での応用に至るには時間がかかりました。



僕はもともとゲームやアプリ開発のディレクターをしていたのですが、論理的思考や計画性、緻密さ、調整力が低くて同僚から比べても劣った存在でした。(謎のパッションだけはありそれに助けられました笑)


特にエンジニアへの指示出しや、仕様の調整などが本当に下手くそで、険悪なムードになる事も日常茶飯事。急な修正依頼なんてした日にはエンジニアとケンカ状態。そんなある時、僕がいつものようにトラブっていると、僕よりもずっと年齢が上の先輩ディレクターが、笑顔で僕と同じ内容の説明をエンジニアすると、さっきまで怒ってたエンジニアが嘘みたいな笑顔で建設的に解決案を提案してくれました。


その時は「このエンジニアは、相手の年齢や経験の差で、態度を変えてるのか」と思っていましたが、その先輩をよく観察していると、誰と話す時も笑顔で、相手も常に笑顔な事に気がつきました。感覚的にはトラブルの内容が大きいほど、先輩は笑顔だったかもしれません。絶対にやばい不具合の時もです。


また別の機会で、赤ん坊と接した時にも感じました。赤ん坊が笑うと、大人も笑うんです。それは可愛いだけでなく、なぜか不思議と笑顔を返してしまってます。

赤ん坊は、弱い存在だから「愛されるように」「守られるように」大人が感じるように心理設計されているそうです。「小さくて、丸くて、柔らかい」ものを可愛いと思うのもこの心理が影響していて、キャラクターやグッズなどに応用されています。


僕は「人は笑顔をはじめ、受けたものを返す性質がある」と思うようになりました。

この「鏡の法則」を理解してからは、なるべく笑顔で、柔らかく、気遣い、喜ばせる、与えることを意識し始めました。ディレクションでも、管理職になってマネジメントをする際にも、法則を理解していた事がプラスに働いたシーンは多かったと感じています。


鏡の法則って簡単に言うと「相手よりも先に、うれしい事をあげる」事かなと思います。


もし機会があったら「鏡の法則」の実験してをしみてはいかがでしょうか。コミュニケーションが圧倒的に変わるはずです。